乳腺症の痛みの種類

生理時に繰り返される乳腺の変化に対する症状と言われている乳腺症の痛みの症状は人それぞれのようで、乳房にしこりのようなものを感じ、「鈍痛」「激痛」「圧痛」というような表現をよく耳にします。

多くの場合はこの痛みは生理前に強くなり、生理が始まると痛みが軽くなるというような症状のサイクルだそうです。

専門家の意見の中では、乳腺が生理に伴って繰り返す変化に対する漠然とした病名のため、将来的に乳腺症という病名が使われなくなる可能性もあるという声も耳にします。

診断の結果、乳腺症の場合の治療は、痛みが強くなければ経過観察という措置の場合もあるようです。

痛みを排除する治療としては、乳腺に作用するホルモンを抑える薬剤を使用するようです。

結果的に乳腺症であった場合には治療を必要としないということのようですが、問題は自分で気づいた乳房の違和感が乳腺症なのかその他の病気なのかという点です。

乳房にしこりのようなものの症状があって、生理の周期に連動した「鈍痛」「激痛」「圧痛」のような痛みがあり、乳頭から分泌物がある、年齢が３０～４０代、このような世間で一般的に言われている条件であれば、乳腺症である可能性は高いと思いますが、当然症状は人それぞれで、前述のような症状は人によってあったり無かったりで、素人判断はできません。

異常があれば直ちに病院での受診が必要ですが、お医者様によって診断の表現、内容が異なるということは、何の病気でも言われていることなので、ある程度の予備知識をもって、「どのような根拠でそのような診断なのか」をはっきりさせることが安心につながります。

患者が理解し、安心できる診断の説明はお医者様の義務ですが、すべてのお医者様がそのような気配りに長けていません。