乳腺炎との違い

乳腺症と混同しやすいものに乳腺炎がありますが、別の病気のようです。

乳房に痛みがあるという点では共通していますが、違うところは、乳房が赤く腫れたり発熱を伴うことが多いという点だそうです。

乳腺炎には２種類に分かれるそうで、一つはうっ滞性乳腺炎で、これは初めての出産後や赤ちゃんへの授乳を止めるころに乳房内に母乳が溜まってしまい炎症を起こすというもので、もうひとつは化膿性乳腺炎で、これは赤ちゃんへの授乳時に噛まれたりしてその傷口から細菌が入り込み炎症を起こしてしまうそうです。

ただ、これにも注釈がつき他の病気が影響している場合もあるということですので注意が必要です。

乳腺炎であった場合には、炎症を抑える抗生物質を飲む治療が行われるとのことで、症状が軽ければ乳房内に溜まっている母乳を器具を使って出すことも行われるようです。

いずれにしても、他の病気の可能性もあり、乳腺症の場合はお医者様によってその概念が違っているなどという情報もありますので、病院で受診を受ける場合は専門の病院で最初から受診を受け、聞きづらい先生もいると思いますが、どのような根拠での診断なのかをはっきり聞くことが大切です。

このような症状のときに一番心配してしまう乳がんとの関係ですが、乳腺症と乳がんの初期症状では共通する部分もあり、素人判断は危険です。

乳腺症はホルモンバランスの不均衡が原因とも言われておりますので、食事やストレス、睡眠不足等に気をつけることも大切なことのようです。