乳腺症の検査 マンモグラフィーについて

乳腺症と乳癌の代表的な初期症状を比べてみると、共通項としては「しこり」「乳頭からの分泌物」が挙げられます。

 

そのしこりに関する痛みに関しては、乳癌の場合はほとんど痛みを伴うことはないとされていて、乳腺症の場合は生理に連動するように痛みがあるという点が差異になります。

 

乳房にしこりを発見して病院を受診すると、乳腺症、乳癌、その他の疾病をの可能性を考慮しエコー検査（超音波検査）もしくはマンモグラフィー（X線検査）を受けることになります。

 

イメージ的にはX線を使わないエコー検査のほうが身体に優しく良い検査方法のように感じると思いますが、その検査から得られる結果の精度を含めて優劣をつけるとすれば、マンモグラフィーに軍配が上がるようです。

 

日本では比較的最近よく聞く検査方法ですが、欧米ではかなり前から取り入れられている検査方法で、乳癌による死亡率低下に大きな貢献をしているようです。

 

マンモグラフィーの検査は、身体にX線の影響が極力少なくなるように乳房を板で挟みこんでなるべく薄く延ばして行うために、挟み込む時の痛みが取りざたされていますが、この痛みに関する感想も年代別やその人の体質、病院での検査経験などにより様々です。

 

比較的年配の方よりも若い方のほうが痛みを感じる方が多いようですが、生理周期により乳房の張りに波のある方は、その点も考慮して検査を受けることを考えてもよいと思います。

 

痛みは決して照射されるX線や薬剤によるものではなく、あくまで板で挟む時の痛みですので、なぜ強くはさむ必要があるのかをしっかり説明しながら検査の緊張を和らげて検査を進めるお医者様の配慮があると、意味も分からず漠然と検査を受けるよりは痛みも違ってきます

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乳腺症は中年以降に症状が現れることが多く、乳癌に関してもその症状に関して中年以降に最も気をつけるべき病気です。